(5) Jeff Porcaro (of Toto)

Jeff Porcaro


Jeff Drums3




いつかは書こうと思ってたのですが、やっと書くことになりました。
私的Jeffに関する思い出&思い入れ。
ドラムをやってる人なら、知らない人はいないでしょう。
The groovemasterという言葉がぴったり。

でも、もう2度と彼の新しいプレイは聴けないのよね。
1992年に急に亡くなったのです。

私が初めてJeffのことを知ったのは、Totoがちょうど「Isolation」という
ハードロックよりのアルバムを発表したころでした。
これより前、すでに「Toto IV」というアルバムが大当たりして、
「Rosanna」や「Africa」が大ヒットして一躍時の人、いえ、時のバンドになったのがTotoでした。

Totoというバンドは今でも日本でかなり人気がありますね。
私も大好きでした。
セッションプレイヤーの集まりだの、優等生過ぎるプレイだの批判もよく耳にしましたが、
私に言わせりゃ「そしたらあんた達がやってみなさいよ」(笑)。
できる技じゃないって。
メンバーみんなが技術的にも、作曲、作詞という面でもあれほど才能があるってのはすごいことですよ。
でも、アメリカで最初に張られた「スタジオミュージシャンの集い」のレッテルは、
今になってもなかなか本国でははがされそうにもありません。

ま、それはともかく、なぜJeffなのか?
ドラム、うまいです。でもうまいだけじゃないのね。
あの独特のノリ、シンプルなのにえらくかっこいいプレイ(でもコピーするのはすんごく大変)、
そして人間的にも素晴らしい人だったと聞いています。
思えば私の中年(失礼)いえ、年上趣味はJeffから始まった(爆)。
ハンサムというわけじゃないんですが、男の色気があるんです、彼は。
だから、40代に入ってこれからもっと格好よくなるだろうなぁ~
なんて思ってた矢先の不慮の事故。
そのころすでにアメリカにいた私に、友人が「Jeffが亡くなったんだよ」と教えてくれたのですが、
なかなか信じることができませんでした。
こっちのメディアでそのニュースを見かけても
それすらも直視することができませんでした。

だって、私にとってはドラムの神様だったんです。

それからしばらく、Totoも一切聞きませんでした。
最近ですね、彼らの旧作を改めて聞くようになったのは。
20年たってもいいものはいいってことで、今では結構聞いてます。
昔は全曲歌えたんだから(爆)。

Jeffがいかにすごいドラマーであったかというのは、
色んな方が色んなところで語ってくれています。
私はもうかなり長い間ドラムをプレイしていないので、そういう面でのコメントはできません。
けど、私はJeffの書く詞の世界が結構好きでした。
代表作は「Africa」になりますが、これは彼の愛読書レイ・ブラッドベリの小説からインスパイアされたそうです。
で、当時Jeffに狂っていた私は(笑)原作、読みました。
読みましたけど、SFが苦手な私には「???」だったのでした(涙)。

彼、かなり博学で頭が切れたそうです。
高校をちゃんと出たんだっけ、出てないんだっけ?
(確か卒業寸前にソニー&シェールのバンドに入ったからやめたんだっけ)
普段大学生を相手にしている私ですが、
はっきり言ってそんな奴らより断然Jeffは頭が切れます。
絵も玄人並みだったそうですし。
彼はどっちかというと芸術家肌な人だったんでしょうね。
しかしブラッドベリ・・・今読んでも不可思議かも。
そういういろんな面から吸収した感性であの素晴らしいプレイを利かせてくれたんだと思います。
ロックやってるからお勉強はどうでもいいってわけじゃないのよ(笑)。

話がかなりずれましたが、Jeffに関しては、この楽天広場で知り合ったツミキ姫さんが素敵なサイトを作ってらっしゃいます。
必見です!





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